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反面教師
もう、二年前の話だけど… 石川県の金沢21世紀美術館行く機会にめぐまれた。 個人的に美術館めぐりは大好きなので旅をするとご当地の美術館には極力足を運ぶことにしている。 しかし、過去の経験から、この金沢21世紀美術館ほど最低最悪な美術館を私は知らない。 確かに建物も素晴らしいし展示品も素晴らしい。。。 …が、見せる側の態度が最悪なのだ。 拝観料が千円という金額は、まあ我慢できるとして 展示コーナーの随所に係員が立っている…これはどこの美術館も同じなのだけれども… 彼らがあまりにも鑑賞の邪魔な場所に立っているのだ。 はっきりいって芸術品に集中できない。 私がある大きなオブジェの詳細を確認しようと少し近づいただけで「さわらないでください!」と手もだしていないのにキツク注意された。。。。 そのくせ、あるコーナーでは地元の小学生らしき団体が遊園地よろしく室内で大声で騒ぎまくっているのに、そのフロアーの担当スタッフはおろおろしているばかりで子供たちの騒ぎを制止できないでいた。。。。 旧社会主義国家の監視員のように随所にうじゃうじゃしていて、無表情で高飛車に突っ立っている割には、肝心な時にまるっきり役に立たないでいた。 私は松本に帰っても、美術館の印象があまりにも悪かったので金沢市役所の担当者に電話で意見をしたところ、応対した如何にもお役人様という冷たい態度の男曰く「彼らはお客様の安全と展示品の安全を守るためにいます。」らしい。 まあ、展示品のオーナーであるアーティストから色々と要求があってあのような形になっているのかわからないけど、明らかに「見せてやってる」という上から的な態度が、この美術館全体から感じられた。 今のところは斬新な展示等でいろいろ話題性のある美術館だから、お客には困らないのであろう。 この雰囲気に今はうつつをぬかしているだろうけど、きっとこの美術館は近い将来後悔する時が来るだろう… むかし、芸術とはアーティストとそれを支えるファンで築き上げていくものだとある人から教わった。 私はその通りだと信じている。リピーターをたくさん作って「また来たい」って思ってもらえる演出が大事だよ。 だから、あえて言おう おごれるものは久しからず 盛者必衰の理を現す でも、美術館に併設されていたカフェでいただいたペパーミントティーはすごく美味しかった。 この味に、このときは色々な意味でほっとさせられたのを今も鮮明に覚えている。
by ohsawanpo
| 2011-09-10 07:11
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